携帯電磁波の人体影響 :矢部武

携帯電磁波の人体影響 (集英社新書) [新書]
矢部 武 (著)
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新書: 224ページ
出版社: 集英社 (2010/11/17)
言語 日本語
ISBN-10: 408720569X
ISBN-13: 978-4087205695
発売日: 2010/11/17
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携帯電話の健康影響をめぐる衝撃の真実とは?
いまや世界で約50億人が携帯電話を使用している。だが健康被害を示唆する研究結果も出ており、欧米では訴訟も起きている。長期使用した場合の健康への影響は未知なのだ。衝撃の現状をレポートします。


優れた取材にまず脱帽しました!ジャーナリストとして長年数多くの取材にあたってきた著者の力量が発揮されているように強く感じるのは私だけではないはず。
アメリカでは携帯電磁波による健康被害での訴訟が数件あり、労災認定で勝訴した例も含まれていますが、その原告である人たちが語る内容は、多くの日本人に驚きを与えるはず。なぜなら日本では報道機関が大スポンサーの顔色を見て報道しないのだから・・・。
携帯電磁波の健康影響を探っている著名な海外の研究者の証言や声も多く取り上げられているのが興味深い。重要な疫学研究の結果もわかりやすく要領よく紹介されていて、疫学にはじめて接する人でもつまづくことはないでしょう。
本書を読めば日本がいかに無策であることの深刻さが浮き彫りになっている。携帯電話を小さいときから無邪気に使う子どもたちの数を増やしこそすれ、将来に起こるかもしれない脳腫瘍などの被害への予防をまったく促そうとはしない日本の姿は、どうも世界の中でも特異であるように思えます。多くの人がこの本が読み、現状の日本を変えていくきっかけになればと強く願います。